腸閉塞など恐ろしい腸の病気を知って、早めに病院で早期治療

看護師

大腸の炎症に要注意

腹痛

下痢や下血を伴う水っぽい便、それに伴う腹痛などの症状がある潰瘍性大腸炎。
大腸の粘膜のその最も内側の層にただれや、潰瘍(表面だけでなくその下の組織にまで損傷が見られる状態)が起こることで潰瘍性大腸炎になります。日本での潰瘍性大腸炎患者数は10万人あたりに100人と言われ、その数はアメリカで5割以下の患者数と言われています。男女ともに比較的若い世代である20代から30代に入る前の年齢の患者数が多い病気ですが、高齢者でも発症します。また、男女差はなく、どちらも発症のリスクは変わりません。喫煙する人が比較的発症しやすいようです。

潰瘍性大腸炎が起きる原因は明らかになっておらず、明確な回避方法など予防がとれない病気になっています。その症状は先に述べた腹痛や下痢だけではなく、重症化すると発熱や体重雨の減少、貧血などの症状や、合併症で眼や皮膚、関節に症状がでることもあります。その診断は症状の経過、病歴の聴取を行い他の感染症との区別を行います。その後鑑別診断が行われ、内視鏡やX線での大腸検査を行います。この検査で潰瘍性大腸炎の炎症などの状態を確認します。多くの場合は薬による治療ですが、薬物治療ができない場合などは手術を行うこともあります。再発もよくある病気のため、定期的に通院や検査を行う必要があります。しかし、一部を除けば大体の患者は健常な方となんら変わらぬ生活をおくることができるようになります。ひどく下痢を起こすなどお腹の調子が悪い時は病院での検査をおすすめします。